www.maclife.com で書かれたことがきっかけで,「大量の画像を一括してリサイズするコマンド」sips が話題になった.man で調べてみると,この sips は他にもいろいろできるようである.少しまとめてみた.
まず, maclife で用いられたコマンドを紹介しよう.
sips -Z 640 *.jpg
-Z オプションは縦横比の固定を表し,640は幅と高さのうち大きいほうの値の最大値を640ピクセルにすることを表し,最後の *.jpg はカレント・ディレクトリにある拡張子 jpg であるすべてのファイルを表している.
もとのファイルを変更したくない場合には,新しいファイルを生成するフォルダを指定する.フォルダは先に作成しておかなくてはならない.
sips -Z 640 *.jpg –out newFolder
ファイルにEXIFデータがある場合にはそれを確認することができる.以下は設定されているすべてのEXIFデータを確認する方法である.
sips -g all *.jpg
一部のEXIFデータは消すこともできる.以下のコマンドでは撮影日時データを消去できる.
sips -d creation *.jpg
複数の撮影データを消したい場合には(面倒だけど)-dオプションを並べる.撮影日時,モデル,メーカー名を削除する.
sips -d creation -d model -d make *jpg
値を再設定することもできるようだが,その必要性がわからないので省略.他にもできそうなことはあるけど,これぐらいできればどうにかなると思われる.
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